ネギのサレ妻日記　３１話　～不倫女の実家へ～

息子が２歳のとき、夫に不倫をされて離婚した。
今おもえばあれは夫からの一番のプレゼントだったのかもしれない。
各話リンク

第３１話　…不倫女の実家へ

今日は弁護士の大井先生と2回目の面談だった。

今後の流れはこうだ。
まずサプライズで息子を連れて家を出ていく。
そしてそのタイミングで内容証明を双方に送る。
離婚に向けた話し合いを進めていく。

内容証明郵便を送る為にこの日は慰謝料の請求額などについて話し合った。
双方に３００万を請求することになり、更に夫には離婚するまでの間の婚姻費用月２０万円と離婚後の養育費月１０万円を請求する。
もちろん夫にはそんなお金はない、きっと減額交渉してくるだろう。
そして内容証明到着後、不倫相手と妻の両方と連絡を直接取ってはいけないというルールも設けた。

有能な弁護士がいることはとても心強く、とんとん拍子に話は決まっていく。

「不倫相手への内容証明はどちらに送付しますか」

現在リンコは都内の寮で一人暮らしをしている。
彼女の実家は群馬県で、アホな夫は彼女の実家の住所を携帯に登録していた。

一人暮らしの家に送ったところで彼女がどういう行動をとるかわからない。
しかし東京の法律事務所からの内容証明なんて親なら確実に見るだろう。

「親にバレる」「会社にバレる」ことが私ができるリンコへの復讐だった。

迷いなく私は大井先生に伝えた。

「不倫相手の実家へお願いします。」

登場人物紹介

ネギ…当時20代後半。会社員でパワフル。

ニラオ…ネギの元夫でシタ夫　美容師　ネギの2つ上　ナルシスト。

尻軽りん子…ニラオの職場のアシスタント。不倫女。

ネギ坊主…ネギの息子で２歳。保育園に通っている

ネギーボ…ネギの義母。同居している

つづく

お昼１２時に「搾取され夫」の連載と交互にやっていきます。

スレッズで途中まで連載していたものを整理しました。今のところブログSNS限定でなにかあれば消す期間限定連載です。よろしくお願いいたします。

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