ネギのサレ妻日記 43話 ~止まらない着信~
- 2025.02.20
- 文章系
息子が2歳のとき、夫に不倫をされて離婚した。
今おもえばあれは夫からの一番のプレゼントだったのかもしれない。
各話リンク
平日の12時、もう一作品と交互で連載していきます。
第43話 止まらない着信
兄のアパートに非難をした日の夕方、最初に連絡がきたのは義母からだった。
手紙を見たのか、義母からの着信が止まらない。
私は、義母の連絡をすべてスルーしていたが着信にでないことが分かると、今度はラインの通知が止まらなくなった。
「私のせいよね、私のせいなのよね。ごめんなさい」
「私が嫌いなら私が目の前から消えるから」
「私がいなければいいのよね」
「私は誰からも必要とされないから」
「私が●ねばいいのよね」
夫が原因だという置き手紙を読んだと思うが、義母の中では「嫁が出て行ったのは私のせい」と脳内変換がされているらしい。
高齢の義母が万が一暴走して最悪な事態になったら…と心配にり、手紙の内容をもう一度ラインで送ることにしたが、それでも義母の「私が」「私が」という通知は止まらず、返信したことを後悔した。
そうだった。
結局お義母さんは悲劇のヒロインだ。
こっちの意見なんて聞かず、論点をすり替え自分が悪いと酔いしれる。
何よりも自分がかわいくて自分が大事な人なのだ。
最悪な事態になったら…なんて考えてしまった自分が恥ずかしい。
たまらずラインの通知をオフにし息子と遊ぶことに集中したが、カエルの子はカエル。
夜になると今度は夫からの着信で携帯の履歴が埋まるのだった。
ーーーー
登場人物紹介
ネギ…当時20代後半。会社員でパワフル。
ニラオ…ネギの元夫でシタ夫 美容師 ネギの2つ上 ナルシスト。
尻軽りん子…ニラオの職場のアシスタント。不倫女。
ネギ坊主…ネギの息子で2歳。保育園に通っている
ネギーボ…ネギの義母。同居している
つづく
こちらでいったんお休みをいただき、書き溜めるので少しお時間いただきます~。3月10日に再開予定です。その間は別の連載をいたしますので、よろしくお願いします。
スレッズで途中まで連載していたものを整理しました。今のところブログSNS限定でなにかあれば消す期間限定連載です。よろしくお願いいたします。
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