保護者の離婚は認めません!園長との確執 4話
- 2025.03.14
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保護者の離婚は認めません!園長との確執 4話
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※この作品は文章と絵で構成しております。
あらすじ
保育園の役員をすることになりメイン担当は「秋祭り」。去年の秋祭りを知らない私が担当することに対して、プレッシャーで血の気がひきましたが同じくくじ引きで決まった会長や他の役員も「せっかくなら、子供たちが喜んでくれるように頑張ろう」と一致団結しました。
しかし、「子供たちが喜んでくれるように」その気持ちが園長先生との関係に亀裂を生むとはこの時はまだ知りませんでした。
新任の冷たくて厳しい園長先生に委縮する園児と保護者。そんな中、私はくじ引きで保育園の秋祭りの実行委員長をすることになりました。
しかし、保護者側の意見を全て却下し、嫌味までいう園長先生。不穏な空気のまま秋祭り当日がやってきたがー。
秋祭り当日のことです。
秋祭りは16時から開催します。秋祭り以外の役員も含めて総勢25名が準備のために集まりました。
秋祭りの会場準備は時間勝負です。
大急ぎでとりかかり、私たちは開催30分前には無事に設営を終え、例年通り園庭で待機をしていました。
待機といっても秋祭りの進行確認もあり、だらだらしていたわけでも休憩していたわけでもありません。
そんな中、ふらりと園長先生がやってきたのです。
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ここでようやく、園長は例年通りを踏襲したいのではなく、
「人の意見は絶対取り入れたくない、自分の言うことを聞かせたいだけなんだ」
ということに気づきました。
園長先生になったばかりな上、転園して1年目だから重圧もあるのかと園長先生の気持ちを理解しようとした自分が馬鹿馬鹿しく思えました。
また、毎度のことですが、園長先生の言い方には相手への敬意がまったくありません。
基本的に「馬鹿な保護者を私が指導してあげるんだからいうことを聞きなさい」という考えが態度にすけていました。
園長の「邪魔」という言葉にみんながやる気を失くし、しぶしぶ一度解散することになりました。
秋祭り自体はお天気にも恵まれ、また子供たちの楽しそうな笑顔を見ることができ、大成功を収めました。
やはり、先生方のチームワークと無駄のない動きはとても頼りになりました。
園長先生以外の先生はとても良い方ばかりで、秋祭り終了後には「準備お疲れ様でした」「大変でしたよね」と温かい声をかけていただきました。
この頃には私と園長先生との軋轢はどうにもならないところまできておりましたが、形式上お礼を伝えに行きました。
すると…
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最後まで園長先生は園長先生でした。
数ヶ月にわたる秋祭りの準備で相当消耗しましたが良い経験になりました。
なにより、「もうあの園長先生と関わらなくて済む!!!」という清々しい気持ちは今も忘れられません。
しかしその後、私の離婚話が出て、園に重要な相談をしなければならないことになりました。
頭の痛い話題でしたが、仕方なく話を切り出すと、園長先生にとんでもないことを言われてしまいます。
次回から離婚編がスタート、地獄の5話に続きます。
つづく
kindle完結まで一気よみ
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