保護者の離婚は認めません!園長との確執 11・最終話

保護者の離婚は認めません!園長との確執 11・最終話

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※この作品は文章と絵で構成しております。


あらすじ

ネギの息子の通う保育園にきた新しい園長は人の意見は絶対取り入れたくない、自分のいうことを聞かせたいタイプ。
園との関係性に違和感を覚えていた矢先、私の離婚話が浮上。理由は夫の不倫でした。
保育園に伝えたところ、園長先生からは「離婚に反対です。」と否定されました。
さらに他の保護者の前でも離婚話をされましたが、聞いていたママが園長を一喝。
救われたような気持ちになりながら息子をお迎えにいくと…

その日の帰り、息子を迎えに行くと副園長先生がいました。


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そう話し始めた副園長先生は…

私は、園長先生のせいで追いつめられ、息子を預ける保育園自体を嫌いになりかけていました。
しかし、副園長先生のように、ちゃんと働く保護者の味方になってくれ、寄り添ってくれる教育者もいたことを再認識し、深くお礼を言いました。

園長先生も私の状況を知りきまずくなったのか、それから園長先生が別の園に転勤するまで挨拶以外の交流はありませんでした。

Aちゃんママが守秘義務について園長先生に言った件も、特に謝罪や回答はなかったようです。

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園長先生の態度に納得したわけではなかったですが、大事にして保育園全体に迷惑をかけたくはなかったのと、
保育園の理解も得られたため私とAちゃんママの中でとどめておくことにしました。
この件がきっかけでAちゃんママとお互い休みの日に、家族で遊ぶようになったのは私にとって嬉しいことでした。

 

その後結局、転勤先の保育園でも、私たちが感じたことと同じ「頭が固くて融通が利かない、顔を出さない、否定してくる、ピリピリしている」という評判がたっていたようで、その悪評は私の耳まで届くほどでした。

私は「新任の園長先生だったからって思ってたけど、慣れても変わらないんだ…」と、少し残念な気持ちになりました。

 

この園長先生とは苦い記憶となった保育園ですが、息子も卒園し小学生になりました。
今では保育園での出来事もうっすら記憶しているようですが、保育園での行事のビデオなどを見ると楽しそうにしています。
具体的な記憶に残らなくても、保育園では「この先生が好きだった」「あの子と仲良くなれた」そんな楽しい思い出がたくさんできたようで嬉しく思っています。
保育園の先生方が息子を見守り、離婚という悲しい記憶だけでなく、楽しい思い出を作ってくださって、私と一緒に子育てをしてくださったからだと思い感謝しています。

 

終わり

次回はネギのサレ妻日記の連載再開(平日12時)です

※土日はRayweb様で連載していた少女漫画短編をあげていきます。

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